ECH (2377年) | ||
緊急用司令ホログラム(Emergency Command Hologram)、通称「ECH」とは、2376年にUSSヴォイジャーのドクターが考案した拡張プログラム。このプログラムは本来の艦長であるキャスリン・ジェインウェイ大佐が何らかの原因で指揮能力を失った際の、指揮官のバックアップとして想定されていた。
想像上の産物[]
ドクターがこの拡張プログラムを提案した当初、ジェインウェイはそれを却下した。
しかし、ドクターはこの拡張プログラムを考案した際に白昼夢プログラムを自身に組み込んでは空想に耽っていたため、この提案が却下された後も自分がECHとして活躍している姿をよく想像していた。
だが、この白昼夢プログラムを介してヒエラルキーの監視員であるフロックスは、ヴォイジャーの指揮権がドクターにあるものと勘違いして上司に報告してしまった。フロックスはその後もこの白昼夢プログラムを介してヴォイジャーの情報を集めようとしたが、その結果、白昼夢プログラムが暴走し、ドクターが機能異常に陥ってしまう。そして、フロックス自身も次第にドクターの想像力を称賛し始めると同時に、ECHがヴォイジャーの指揮を執っているという報告が誤りであったことに気づき始め、彼は白昼夢プログラムを介してドクターに接触し、ヒエラルキーの襲撃を知らせた。
想像が現実へ[]
ドクターの報告を受けたジェインウェイはヒエラルキーの襲撃に備えると共に、フロックスの要求通りに、ドクターを「ECH」として艦長席に座らせることにした。
そして、ヒエラルキーが襲撃してきた際にフロックスの上司はヴォイジャーを威嚇し、乗船を勧告した。が、ドクターは白昼夢プログラム上の架空の兵器である光子砲の発射準備をトゥヴォック少佐に命じ、ヒエラルキーを退かせた。
この功績が認められ、改めてジェインウェイは、ドクターに宇宙艦隊褒賞勲章を授与すると共に、ECHの開発を本格化させることを約束した。(VOY: 幻の指揮官)
実際の使用[]
ドクターが考案してから1年以上後になり、ついにECHを使用する機会が与えられた。
ヴォイジャーはクアランの仕掛けた亜空間機雷と衝突し、艦内にテトリオン放射線が溢れ、クルーは脱出ポッドを使用せざるを得ない状況に陥った。ジェインウェイはECHを起動し、ドクターに艦の全権を委譲してから脱出した。クルーが脱出した後、ドクターはヴォイジャーの修理を行なっていたが、その時にクアラ船に捉えられ、どうにか振り切った後、星雲に身を隠していた。
星雲に身を隠していたところをデルタ・フライヤーで帰還中だった副長チャコティ少佐とハリー・キム少尉、ニーリックスに発見され、4人はヴォイジャーを修理しつつ、クルーの痕跡を追った。(VOY: 人間改造惑星クアラ・前編)
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白昼夢での場合と、実際に使用された場合での違い[]
白昼夢におけるECHは襟に大佐の階級章を付けていたが、実際にECHが使用された際には階級章は付けていなかった。