
20世紀の航空母艦
航空母艦(Aircraft carrier)とは、20世紀から21世紀に地球の海軍で運用されていた軍艦の一種である。大型の飛行甲板を有しており、戦闘機や爆撃機、雷撃機といった航空機やヘリコプターの運用能力を有する艦を指す。
20世紀以降、戦闘において航空機の有用性が実証された。その後洋上での航空機の運用能力を持たせた航空母艦が発達することにより、洋上の移動空港として海戦の新たな主力艦として君臨した。海戦においては従来の艦砲による砲雷撃戦から空母の搭載する航空兵力による空爆が戦術の基本となり、航空母艦を中心とした機動部隊が編成されるようになった。
地球の戦史の中で最も輝かしい戦歴を持つ艦の一つがアメリカ海軍のUSSエンタープライズ(CV-6)であり、その後エンタープライズの名は宇宙艦隊の宇宙艦へと引き継がれていく。
航空母艦の動力は、20世紀中盤頃まではガスタービンなどの通常機関が採用されていたが、20世紀後半から21世紀にかけては原子力機関のものが採用された。
地球において航空母艦の運用は2051年に段階的に廃止されたと記録されている。(Star Trek: Deep Space Nine Technical Manual)