名称: | 重水素 |
記号: | 2H または D |
元素番号: | 1 |
原子量: | 2 |
重水素(heavy hydrogen)またはデューテリウム(Deuterium)は、水素の同位体で1つの陽子と1つ中性子から成る原子核(重陽子)とその軌道を回る1つの電子から構成される。自然界の水素における重水素の存在比は1%以下である。元素記号2H、略号D。
重水素は宇宙艦の巨大な重水素タンクに保存され、重水素の反物質である反重水素と共にワープ・コアの動力の物質/反物質反応の燃料に用いられる。(TNG: さまよえるクリンゴン戦士、大いなるホリデイ、ファイナル・ミッション~新たなる旅立ち~、謎めいた狂気、潜入!ロミュラン帝国・前編~ミスター・スポックの失踪~、エンタープライズの面影、他多数)
バサード・コレクターは宇宙艦がイオン化した重水素を含めた水素や恒星間ガスの収集するのに用いられる。(TNG: 愚かなる欲望、VOY: 姿なき追跡者、呪われた12デッキ) しかしながらUSSヴォイジャー(NCC-74656)はアルファ宇宙域への帰還の旅の途中、時折他の場所から重水素を見つける必要があった。[1](VOY: 星雲生命体を救え、人を呼ぶ流動生命体)
2369年、マイルズ・オブライエンは第2炭素反応室への重水素の流量を5%増やすようシステムに命令したが、ステーションのコンピュータはこれを拒否してカーデシア作業ガイドラインを読むようにと返答した。(DS9: 機械じかけの命)
2371年、マイルズ・オブライエンとジェイク・シスコは、ディープ・スペース・9がかつてテロック・ノールと呼ばれていた頃にベイジョー人奴隷がウリディウムを加工していた鉱石処理セクションを、重水素の精錬所として再利用出来るかどうか調査している間に偶然デュカットの鎮圧プログラムを作動させてしまった。(DS9: 暴徒制圧モード始動)
デルタ宇宙域のYクラス惑星に固有の生命銀色の流動体は重水素、硫酸水素、重クロム酸塩と蛋白質から成るバイオ模倣生命体である。(VOY: 人を呼ぶ流動生命体)
付録[]
注釈[]
- ↑ 理由は述べられていないが、恐らくバサード・コレクターかその他のシステムが故障してコレクターが艦に必要な量を100%用意出来なかったか、ヴォイジャーがワープ・ドライブを頻繁に使った為タンクに容れられる重水素の量よりも多く消費してしまった可能性がある。