(共存する裏の宇宙)
ISSアヴェンジャー(ISS Avenger NX-09)は、22世紀のテラン帝国宇宙艦隊が保有していたNX級戦艦である。
2150年代に発生したテラン帝国への反乱戦争において2155年に反乱軍に奪われ、ジョナサン・アーチャー中佐が手に入れた平行宇宙のUSSディファイアント(NCC-1764)によって破壊された。
歴史[]
アヴェンジャーはアンタレス造船所で建造され、ISSエンタープライズと同様、ブラック大将の管轄下にあった。
アヴェンジャーは2155年初頭までには戦闘に参加していた。配属された艦隊はエンタープライズと同じであり、後にUSSディファイアントが合流に向かった艦隊であった。
2155年初頭、アヴェンジャーは反乱軍の攻撃に遭い、重い被害と犠牲者を出した。艦長も死亡していたが、ジョナサン・アーチャー指揮するディファイアントの介入によりアヴェンジャーは救われた。アーチャーの計画でブラック大将は処刑され、地球人クルーは全員ディファイアントに移動させられた。そしてフロックス以外の全異星人クルーはアヴェンジャーに移動させられた。フロックスがソヴァルに協力してディファイアントに破壊工作すると、アヴェンジャーはディファイアントに攻撃を開始した。破壊工作はタッカー中佐に発見され、ディファイアントのシステムは再起動した。ディファイアントはアヴェンジャーに反撃して、異星人クルーと共にそれを破壊した。(ENT:暗黒の地球帝国・後編)
クルー情報[]
クルーには少なくとも4つの異なる種族が含まれていた。アンドリアン、オリオン、テランおよびヴァルカンである。
NX級宇宙船 |
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NXプロトタイプ: NXアルファ • NXベータ • NXデルタ |
就役船: エンタープライズ(NX-01) • コロンビア(NX-02) • NX-03 • NX-04 |
鏡像宇宙: ISSアヴェンジャー • ISSエンタープライズ |
背景[]
『暗黒の地球帝国・後編』を書いたマイク・サスマンによると、ISSアヴェンジャーの名前は『スター・ウォーズ エピソード5/帝国の逆襲』に登場するスター・デストロイヤー、アヴェンジャーへのオマージュである。(マイク・サスマンによる情報)
アサイメント・パッチに書かれたラテン語は "Audentes Fortuna Imperii" である。これは明らかにコロンビア(NX-02)のモットー "Audentes Fortuna Iuvat"(幸運は勇気あるものを味方する)に基づいており、単語を一つだけ取り替えてある。意図されたラテン語の意味は「帝国(は)勇気(と)幸運(をもつ)」だったかも知れない。しかしその翻訳は正しくない。幸運にも、誤ったラテン語は文法的にも語義的にも正しく翻訳することが可能で、「勇気あるもの(は)帝国の幸運」という意味になる。
レジストリ・ナンバー「NX-09」により、帝国はその時点までに少なくとも9隻のNX級宇宙艦を建造したということが分かる。
アヴェンジャーの外観の構造はNX級そのものである。内観についても、ブリッジのデザインは他のNX級と似ており、出発ベイも然りである。しかしながら、アヴェンジャーにはシャトルポッドが一隻しかなかった。エンタープライズとは異なり、アヴェンジャーはブリッジの situation room もなく、代わりにコンピューターの積まれた壁があった。