二名のユーザが同時に同じ記事を編集し保存しようとしたときに編集の競合が発生します。具体的に以下のような例です。
- Aさんがスタートレックの記事を編集し始めました。
- Bさんもスタートレックの記事を編集し始めました。
- Aさんは、自分が編集したスタートレックの記事を保存します。
- Bさんは、自分が編集したスタートレックの記事を保存しようとします。
この場合、どういうことが起きるかというと、まず最初にMediaWikiソフトウェアはAさんとBさんが行った編集を合体させようとするでしょう。しかし、AさんとBさんが同じ箇所に編集を加える場合もあるかもしれません。そういった場合はどういった動きになるのかは次項以降で扱います。
競合警告ページ[]
上記例で、Bさんが編集した記事を保存しようとしたときに、Bさんの編集箇所とAさんの編集箇所が同じ箇所であった場合にMediaWikiは二つのバージョンを合体させることができずに「競合編集」である旨警告を出すでしょう。警告には三つの情報が含まれており、上段にAさんの編集内容が、下段にBさんの編集内容が、そして中断にAさんとBさんの編集内容の差異が表示されます。
競合の解消方法[]
編集競合が発生した際の解決策は最終的には価値観です。Bさんは自分の編集結果をAさんの編集結果と統合するか、またはBさんの編集内容に合わせてAさんの編集内容を統合させるかを選択する必要が出てくるかも知れません。どちらの場合にせよ、編集概要に競合編集であった旨とどういう措置を取ったのかを明記する必要があります。
万が一、AさんもBさんも元の記事に対して大幅な変更を行っていた場合は、状況はより複雑となるでしょう。必要に応じて、どちらか一方の編集内容を採用するなどの措置が必要となる場合があります。最終的にその結論を出すためには、まずはノートで議論を行う必要があるでしょう。
これだけは忘れないでください。編集競合が発生した場合に何の協議も行わないうちに競合相手の編集内容を無視して自分自身の編集内容だけを押し通すことはエチケット違反です。
編集中メッセージ[]
Memory Alphaには現在編集作業を行っていることを知らせるためのテンプレートがあります。使い方は、記事のWikitext部分の最上部に{{編集中}}と入力し、ページを保存するだけです。このメッセージを掲示しておくことで編集競合を避けるための目印になります。
ただし、このテンプレートは短期間の利用に限られます。また、一般的に記事に対する大幅な編集だけに使用されるべきです。単に他の人に記事を触られたくないという理由だけでの使用は絶対に行わないでください。