"PADD"とは、Personal Access Display Deviceの略称であり、22世紀から24世紀まで使用された携帯用のコンピュータ・インターフェイスである。
PADDは、地球連合宇宙艦隊(後に、惑星連邦宇宙艦隊)や、アンドリア帝国防衛軍、カーデシア連合、ベイジョー、クリンゴン帝国、ロミュラン帝国、ヴァルカン最高評議会でも使用されている。
また、遠く離れたデルタ宇宙域でも、そう違わない技術が使用されている。
一般的な詳細事項[]
PADDは大半を占めるタッチ式のグラフィカル・インターフェイスと、(通常1つか2つの)マニュアル・インターフェイスまたはコントロール・パネルで構成される。典型的なものは、日誌の閲覧や、勤務表や診断報告の編集、個人データの入力、LCARSへのアクセスなど様々な用途で使用される。
また、通信機能には、亜空間通信アレイを組み込んだ通信インターフェイスを使用し、メモリには、アイソリニア・チップを使用している。
PADDは、大きさや形や使仕様で、使用している種族を見分けることが出来る。例えば、宇宙艦隊で使用されていたものは、平らで長方形のもの。クリンゴンやカーデシアでは、艦隊のものよりも角ばっている。
また、PADD自体とても頑丈で35mの高さから落としても壊れることはない。
宇宙艦隊(地球連合)[]
22世紀の規格では艦隊のPADDは長方形で、表面のほとんどが大きなスクリーンになっている。スクリーンの右手下に2つほどの小さなボタンがある。ボタンの配置は使用目的により異なる。(ENT: 漂流生命体の叫び、謎の自律浮遊基地)
これらのPADDは日誌の記録、音声の再生、画像の再生ができる様に、図式の表示や亜空間通信を行うことができる。(ENT: 彗星は去り行くとも、熱き夜明け、留められない記憶)
2144年から2154年の間に、エリック・スンはPADDを改造し、サンフランシスコの拘置所のセキュリティーを全て解除している。このことから、PADDの使用を禁止され、シャラフト症候群の遺伝子治療法などのアイディアを紙に書いて纏めていた。(ENT: ボーダーランド)
2154年、トレリウムDの影響下で、トゥポルはアーチャー船長のPADDを破壊している。(ENT: 球体創造者)
宇宙艦隊(惑星連邦)[]
PADDは、23世紀から24世紀にかけて連邦宇宙艦、宇宙ステーション、惑星上の施設において個人支給で最も使われたデバイスの一つである。2266年、後半にコンスティチューション級の宇宙艦が現れたときのPADDは、デバイス自体が大きく、専用のタッチ式のペンを使って使用した。 これらPADDは、船内に勤務する専門の士官が運ぶことになっている。(TOS: タロス星の幻怪人・前編、タロス星の幻怪人・後編、DS9: 伝説の時空へ)
2364年までに、PADDは小型化され、グラフィカル・インターフェイスと電子感応式ボタン、大型のスクリーンで構成される。2360年代、2370年代のPADDは、一般的に小型軽量化され、基本的には長方形だが、大きさや色、配置で色々なものが存在する。2376年に、木星軌道にあるステーションでDr.ルイス・ジマーマンが使用していたPADDは半透明のものだった。(VOY: ジマーマン博士の屈辱)
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背景[]
2360年代、宇宙艦隊で支給されていたPADDの内部回路は「TNG:ホロデッキ・イン・ザ・ウエスト」で見ることが出来る。