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 USSエンタープライズCは[[惑星連邦]][[宇宙艦隊]]の[[旗艦]]として、{{USS|エンタープライズ|NCC-1701}}の名を継ぐ4代目の艦としてエンタープライズ初の女性[[艦長]]である[[レイチェル・ギャレット]][[大佐]]指揮下で就役した。同艦はそれまで宇宙艦隊の主力艦であった[[エクセルシオ級]]宇宙艦の代替を目的として開発された次世代の[[アンバサダー級]]宇宙艦であり、当時は宇宙艦隊最大の艦であった。 
   
 
==ナレンドラ3号星の最後の任務==
 
==ナレンドラ3号星の最後の任務==
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 後に、この戦いでロミュラン側はエンタープライズの生存者を捕虜として[[ロミュラス]]へ連行したことが[[セーラ]]によって明らかにされた。([[TNG:クリンゴン帝国の危機・後編]])
 
 後に、この戦いでロミュラン側はエンタープライズの生存者を捕虜として[[ロミュラス]]へ連行したことが[[セーラ]]によって明らかにされた。([[TNG:クリンゴン帝国の危機・後編]])
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2018年6月7日 (木) 12:59時点における最新版

複数の時間軸
(複数の異なる時間軸からの情報)

 USSエンタープライズ(USS Enterprise NCC-1701-C)は、24世紀前半に惑星連邦宇宙艦隊が保有していたアンバサダー級宇宙艦である。

 USSエンタープライズCは惑星連邦宇宙艦隊旗艦として、USSエンタープライズの名を継ぐ4代目の艦としてエンタープライズ初の女性艦長であるレイチェル・ギャレット大佐指揮下で就役した。同艦はそれまで宇宙艦隊の主力艦であったエクセルシオ級宇宙艦の代替を目的として開発された次世代のアンバサダー級宇宙艦であり、当時は宇宙艦隊最大の艦であった。 

ナレンドラ3号星の最後の任務[]

 2344年、エンタープライズはナレンドラ3号星クリンゴン前哨基地からの救難信号を受信した。前哨基地はロミュランの攻撃を受けており、エンタープライズが到着したときには4隻のロミュラン・ウォーバードが待ち構えていた。この戦闘の詳細は記録が残っていないが、エンタープライズはロミュランによって破壊されたことが記録されている。その後、宇宙艦隊は2363年までの約20年間、新たなエンタープライズを就役させなかった。

 後に、この戦いでロミュラン側はエンタープライズの生存者を捕虜としてロミュラスへ連行したことがセーラによって明らかにされた。(TNG:クリンゴン帝国の危機・後編

 この事件の結果、クリンゴンは自らの前哨基地防衛のために自らを犠牲とした宇宙艦隊のクルーに対して深い感銘を得た。そして、この事件をきっかけにクリンゴン帝国惑星連邦の関係は修復され、以後の両国の平和な同盟関係が維持されるきっかけとなった。(TNG:亡霊戦艦エンタープライズ“C”

作りだされた別の時間軸[]

 エンタープライズはロミュランとの戦闘の最中、強力なエネルギー同士の衝突で時空の裂け目を作り出した。エンタープライズはこの裂け目を通り2366年の未来へとタイムスリップした。タイムスリップした先の未来は、ナレンドラ3号星の前哨基地はロミュランによって破壊され、その後連邦とクリンゴン帝国の関係は急速に悪化し戦争状態へと陥っていた。エンタープライズCはその世界のUSSエンタープライズDと遭遇した。エンタープライズCは船体とワープ・エンジン・ナセルに酷い損傷を受けていたため、生存者125名と共にエンタープライズDのクルーが修理に当たった。双方のクルーたちは、この世界でのクリンゴンとの凄惨な戦争はエンタープライズCが行方不明となったことが原因であると知り、彼らは裂け目を引き返して元の時代に戻ることを決意した。

Entering the rift

時空の裂け目に戻っていくエンタープライズC

 エンタープライズDのナターシャ・ヤー大尉は、ガイナンから元の時間軸では自分が無意味な死を遂げることを知った。そのため、彼女はエンタープライズCへ転属し彼らと運命を共にすることを決意し、それが認められた。その後、エンタープライズCが過去へ向けて出発準備をする中で突如クリンゴン軍が現れ攻撃を受けた。戦闘の最中、エンタープライズCのギャレット艦長が死亡してしまった。その後、指揮を引き継いだリチャード・カスティーヨ中尉の指揮下で彼らは2344年の過去へと戻っていった。これにより、連邦とクリンゴンの戦争の歴史が消え、元通りの時間軸へと修復されたのだった。(TNG:亡霊戦艦エンタープライズ“C”

 ナレンドラへ戻ったエンタープライズCはロミュランの攻撃を受け破壊された。その時、わずかに生き残った乗員の中にナターシャ・ヤーが含まれていた。彼女はロミュランの高官に見初められ、彼との間にセーラという名の娘が生まれたのだった。(TNG:クリンゴン帝国の危機・後編

後の歴史上の記述[]

Enterprise legacy

歴代のエンタープライズのレリーフ

 エンタープライズCは、後のUSSエンタープライズDUSSエンタープライズE観察ラウンジにそのレリーフや模型が飾られている。(新スタートレックスタートレック:ファーストコンタクトスタートレック:ネメシス

 バーリンホフ・ラスミュッセン教授のウィリアム・T・ライカー中佐に対するアンケートの質問の多くは過去の連邦艦に関するものであり、その中にはエンタープライズCの質問が含まれていた。(TNG:26世紀のタイム・トラベラー

クルー情報[]


背景[]

デザインガイド[]

 エンタープライズCのデザインは、エンタープライズDと同じくアンドリュー・プロバート。TNG第3シーズン『亡霊戦艦エンタープライズ“C”』のために新たにデザインを描き起こした。プロデューサーからの注文はひとつで、「エンタープライズDの一世代前の艦」ということである。「エンタープライズBエクセルシオ級宇宙艦である」という設定はこの当時すでにあったため(実際にエンタープライズBが登場したのはTNG終了後の劇場版『スタートレック:ジェネレーションズ』)、アンドリューはUSSエクセルシオエンタープライズDの中間的なデザインを目指し、それを難なくこなした。

 エンタープライズCは「24世紀風の化粧をしたエンタープライズA」といったデザインで、24世紀宇宙艦隊艦の最もスタンダードな形ともいえるシンプルな美しさを持つ。その堂々とした美しさは、登場時間の短さが実に惜しいほどである。円盤部のブリッジ・モールド等の各ディティールはエクセルシオを思わせ、ワープ・ナセルは言うまでもなくエンタープライズDに近い。なおエンタープライズCの同型艦であるアンバサダー級宇宙艦は設定上は多数存在するが、滅多に画面に登場しない。その理由はエンタープライズDと姿形が似ていて、遠目で区別がつきにくいためである。しかも、設定上でアンバサダー級宇宙艦は2370年代には退役していることになっており、船体の美しさと反比例して、何とも幸薄い艦級であると言える。

ミニチュア[]

 ミニチュア制作はグレッグ・ジーンで、1989年に4フィートモデルが作られた。彼はUSSエンタープライズDの4フィートモデルも作っている。エンタープライズCは最初からダメージを表現する塗装や汚し塗装がなされている。