新時間軸の当該項目については、USSオデッセイ(新時間軸)を参照。
USSオデッセイ(USS Odyssey NCC-71832)は惑星連邦宇宙艦隊が保有するギャラクシー級の宇宙艦である。
概要[]
USSオデッセイはキーオウ大佐指揮下で、2370年にカーデシア国境地帯のパトロール任務についていた。
2370年、ガンマ宇宙域の一大勢力であるドミニオンと連邦の公式なファーストコンタクトは敵対的なものとなった。ドミニオンの尖兵であるジェムハダーにより宇宙艦隊士官であるベンジャミン・シスコ中佐が拉致された際に、宇宙艦隊の命令によってワームホールの通行が停止された。
USSオデッセイは救出任務の為、ベイジョー・ワームホールを抜けてガンマ宇宙域へ進出する。そこでジェムハダー戦闘機三機の攻撃を受けるが、当時宇宙艦隊でも最強の艦の一つであったギャラクシー級をもってしても、ジェムハダーのポーラロン兵器に対して有効な防御策が無く、甚大な被害を受けてしまった。しかし、随伴していた三隻のランナバウトから目を逸らさせ被害担当艦となり、シスコ中佐の救出に成功する。
救出作戦が成功したため、撤退の為後退を始めたところにジェムハダー戦闘機がUSSオデッセイのメイン・ディフレクターへ体当たりを行い、USSオデッセイは乗員もろとも爆沈させられてしまう。ディープ・スペース・9を出航する際に、任務に関係の無い非番のクルーや民間人などを下艦させていたのが不幸中の幸いであった。尚、これによりギャラクシー級の損失はUSSヤマトに続き二隻目となる。(DS9: 新たなる脅威)
このUSSオデッセイ撃沈が、連邦・ドミニオン冷戦の始まりを告げ、USSディファイアントのディープ・スペース・9配備を決定づけ、ドミニオン戦争の布石となるのであった。(DS9: ドミニオンの野望・前編)
クルー情報[]
ギャラクシー級宇宙艦 |
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USSギャラクシー • USSヤマト • USSエンタープライズD • USSオデッセイ • USSヴェンチャー • USSマゼラン • USSトリンキュロー • USSチャレンジャー • 名称不明艦 |
別の時間軸: ギャラクシー級ドレッドノート |
付録[]
背景[]
- オデッセイという艦名は、アポロ13号の司令船モジュールのオデッセイ、及びその名の元となった古代ギリシャのオデュッセウスの漂泊を描いたホメロスの叙事詩作品『オデュッセイア』に由来する。就航記念銘板にはアーサー・C・クラークの『2001年宇宙の旅』(2001: A Space Odyssey)から"Its origin and purpose, still a total mystery."というフレーズが引用されている。(Star Trek Encyclopedia)
- USSエンタープライズD、及びUSSヤマトのブリッジのデザインは共通だったが、USSオデッセイに限っては異なる。この理由はエンタープライズDのブリッジが『スタートレック:ジェネレーションズ』で使用するための改装中で「DS9: 新たなる脅威」での撮影に使えなかったためである。このため、オデッセイのブリッジは既存のUSSエクセルシオなどのブリッジのセットをベースにして、ギャラクシー級のブリッジらしく見えるように改装して撮影に使用したが、そのためかオデッセイのブリッジのデザインに関する情報は少ない。(Reconstrution of the Odyssey Bridge)