USSグリソム

　USSグリソム（USS Grissom NCC-638）は23世紀後期に運用されたオーベルト級の科学調査艦である。

経歴[]

　この艦はＪ・Ｔ・エステバン大佐の指揮下にあった。2285年、グリソムは惑星ジェネシスの極秘調査に割り当てられた。同艦には顧問としてジェネシス計画に関わった科学者であるデヴィット・マーカスとサーヴィック中尉が乗り込んでいた。

　再生されたスポックの体が惑星上で発見された少し後、グリソムはクリンゴン・バード・オブ・プレイに撃墜され、惑星に転送降下していたマーカスとサーヴィックを除く全乗員が失われた。マーカスは後にクリンゴンに殺害された。（スタートレック3：ミスター・スポックを探せ）

　『Star Trek Encyclopedia』によれば、USSグリソムはマーキュリー7の一員であり、アポロ1号の司令官であったがその火災事故で死亡した20世紀の宇宙飛行士ガス・グリソムにちなんで名づけられた。

　のちに、エクセルシオ級のUSSグリソムが『Star Trek: New Frontier』シリーズの小説『Once Burned』内で言及されている。この艦は『DS9: 眠らぬ殺意』にてドミニオン戦争中に撃墜されたと述べられている艦である可能性がある。