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ピカード艦隊の編成図中のテンアンモン

 USSテンアンモン(USS Tian An Men NCC-21382)は惑星連邦宇宙艦隊が所有するミランダ級宇宙艦である。24世紀後半に運用されていた。

 同艦は2368年前半に、第234宇宙基地スペースドックに大規模改修のために係留されていた。同年、クリンゴン内戦へのロミュラン帝国の干渉を防ぐ目的で編成された、ジャン=リュック・ピカード大佐率いるピカード艦隊に編入され、クリンゴン・ロミュラン国境の封鎖作戦に参加した。しかし、参加時点では造船所監督から艦の準備が不十分であるとの指摘を受けていた。尚、同作戦では他の艦と共にタキオン探知グリッドを展開して国境警備に当たった。
 タキオン探知グリッドに遮蔽されたロミュラン艦を誘い込むために、USSエクスカリバーがエンジントラブルを装って艦隊から突如後退してタキオン・グリッドにわざと「穴」を開けた後に、USSエンタープライズDとテンアンモンがその穴に回り込み、「穴」を通り抜けようとしたロミュラン艦を捕らえるという作戦が実行されたが、その作戦はロミュランに見破られていた。そのため、艦隊は再編成のために一旦ガンマ・エリドンまで後退を余儀なくされた。(TNG: クリンゴン帝国の危機・後編

 2373年後半、同艦はカーデシア連合連邦の境界のパトロール任務に就いたが消息を絶った。そのため、ジェムハダーによって破壊されたと推定された。[1]DS9: プレゼント大作戦

 しかしながら、後に艦は無事に帰還を果たし、2374年後半に発生した第一次チントカ星系の戦いに参加し、USSディファイアント無人軌道武器プラットフォームのエネルギー供給源である衛星への攻撃を加える際に、USSフッドUSSノーチラスと共に同艦を援護した。(DS9: 決意の代償

付録[]

背景[]

 テンアンモンは1989年に中国北京で起きた六四天安門事件に因んで名付けられた。注釈では、USSレキシントンがアメリカ独立戦争初期の戦闘から名づけられたことと関連付けている。(Star Trek Encyclopedia

 『クリンゴン帝国の危機・後編』でのオクダグラムでは誤って「Tian Nan Men」と綴られている。またレジストリはこのオクダグラムで明らかにされた。リマスター版では修正されている。

 テンアンモンの『決意の代償』での登場はデジタル・ミューズジョン・グロスカレン・シックルズによる確証を得られたことが、1998年6月25日のDS9の視覚効果スーパーバイザーデヴィッド・スタイプスのニュースグループ alt.tv.star-trek.ds9 への書き込み[1]で明らかになった。しかしレジストリがシーンによってはNCC-1864とはっきり見える。

脚注[]

  1. 日本語吹き替え版ではテンアンモンについて訳出されておらず、シャトルに乗った人物チェヤンが失踪した、という内容の会話に変更されている。