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 USSディファイアント(USS Defiant NCC-75633)は、第二次チントカ星系の戦いUSSディファイアント(NX-74205)が撃沈されたことを受けて、元のUSSサンパウロ(USS São Paulo NCC-75633)から改名されてディープ・スペース・9に配置されたディファイアント級の宇宙艦である。

 ネームシップであるディファイアントと同じ装備が施されており、また、DS9へ配置された後は宇宙艦隊作戦部長の特別適用処置により、登録番号のNCC-75633はそのままに、船名は「USSディファイアント」と改名された。(DS9: 自由への叫び

改名後の活躍[]

 2375年USSディファイアント(NCC-75633)となったサンパウロは、その後、ベンジャミン・シスコ大佐の指揮下でドミニオン戦争の最終決戦となるカーデシア・プライムの戦いに参加した。第二次チントカ星系の戦いとは打って変わり、ブリーン連合エネルギー抑制兵器の対抗策を講じたUSSディファイアントは、この戦いにおいて旗艦を失ったロミュラン軍の艦隊を支援し、カーデシア軍が反乱を起こすまで戦線を持ちこたえさせた。

 カーデシア艦隊の反乱を受けてドミニオン軍ブリーン軍の連合艦隊はカーデシア・プライムまで撤退し、USSディファイアントを筆頭とした連邦連合軍はカーデシア艦隊を味方に加えて追撃に出た。一方でカーデシア艦隊の反乱を受けて、ドミニオン軍とブリーン軍はカーデシア本星を攻撃し、8億人が殺された。この戦いでウィリアム・ロス中将は味方艦隊の犠牲が4割以上に及ぶと予想した。

 しかし、USSディファイアントに同乗していたオドー女性可変種を説得したお陰で2年間続いた陰惨な戦争に幕を下ろすこととなった。(DS9: 終わりなきはじまり

背景[]

 この新しいUSSディファイアントのレジストリ・ナンバーは、就航記念銘板と船体外壁で食い違いがある。ブリッジ就航記念銘板にはNCC-75633の番号が書かれているが、この銘板は元々の名前であるサンパウロとして書かれている。『DS9: 自由への叫び』および『DS9: 終わりなきはじまり』では、過去のエピソード(『DS9: ドミニオンの野望・後編』、『DS9: ディープ・スペース9奪還作戦・後編』および『DS9: 決意の代償』など)のシーンを利用したためにCGIモデルの番号がNX-74205のままになっている。『終わりなきはじまり』で作られた新しいシーンでも、それと矛盾なくNX-74205の番号が使われた。『Star Trek: Deep Space Nine Companion』によると、ロナルド・D・ムーアは「ディファイアント-A」という名前にするつもりだったが、一話のためだけにモデルの名前を書き換えたり撮り直したりするのが許されなかったため実現しなかった。

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